東海酪農業協同組合連合会について東海酪農業協同組合連合会について

会長あいさつ

 東海酪連は、地域の特徴を生かした新鮮で安全・安心な生乳を乳業メーカーに供給して、消費者の皆様に搾りたての牛乳をお届けできるよう管内483戸の精鋭の酪農家が努力を重ねております。

 東海酪連が取り扱う生乳は、生産者と消費者の距離が近いので搾りたてを供給できる物理的なメリットがあると共に、乳質面においても他の地域に負けない品質を確保できています。

 これは、名古屋市という大消費地を取り巻く地域で生乳生産ができていることと、生産者自ら費用を負担して4県(愛知・長野・三重・岐阜)統一の生乳検査所を設置し、高品質生乳の生産に取組んできた成果と自負しております。

 東海管内の消費者の皆様には、地元産の牛乳をたくさん飲んでいただき皆様の健康を支えるお手伝いをさせていただきたいと願っております。

概要
orporate information

名称 東海酪農業協同組合連合会(略称:東海酪連)
所在地 〒460-0002 名古屋市中区丸の内1丁目4番12号
代表理事会長

鈴木 康弘

代表理事副会長 三村 誠一
代表理事専務 永井  清

筆頭理事

近藤 貞和

理事

臼井 節雄

理事

渡邉 泰全

理事

髙木 昭彦

理事

小林 和夫

理事

清水 清人

代表監事

岩長 明宏

監事

池村 均

出資金 4,000万円
設立 平成12年10月

組織図

事業所

支所

長野支所

三重支所

岐阜支所

生乳検査所

CS
尾張南部クーラーステーション

設立からこれまでの経緯
Establishment and History of this point

 酪農家のための組織である指定生乳生産者団体は、昭和41年に制定された加工原料乳生産者補給金等暫定措置法に基づき、各都道府県に設置されていました。しかし酪農家戸数の減少や乳業工場の再編等により、生乳(※1)の流通が広域化し、県単位では組織的に機能を十分に果たすことが難しくなり、東海地域(愛知県・長野県・三重県・岐阜県)4県の酪農家が集い、広域指定生乳生産者団体として農林水産大臣から指定を受け、平成12年10月に東海酪連が設立されました。

 平成17年度からは全国に先駆けてプール乳価(※2)を取り入れました。また、平成17年度までは各県に生乳の検査施設を有していましたが、経費削減等を目的として、平成18年4月に4県の統一検査所を愛知県岡崎市に開設しました。

 平成30年4月からは法律がかわり、畜産経営の安定に関する法律に基づき農林水産大臣から新たに指定事業者の指定を受け、業務を行っております。

目的
purpose

愛知県・長野県・三重県・岐阜県の酪農家が平等であるために

  • (1)組織の合理化
  • (2)生乳の有利販売、乳価交渉
  • (3)集送乳の合理化
  • (4)安定的な生乳供給体制の確立
  • (5)安全・安心な生乳を供給するための生乳検査所での乳質管理

以上を目的としております。

業務内容
business contents

(1)生乳販売

 令和6年3月31日現在、483戸(愛知県180戸・長野県207戸・三重県24戸・岐阜県72戸)、年間296千トンの生乳を酪農家から販売委託を受け、乳業メーカー39社に一元集荷多元販売しています。(令和5年度実績より)

 なお、酪農家の手取り乳価をより高くするため、乳業メーカーと乳価交渉を実施して有利販売に努めています。

(2)ミルククーラーステーションの運営

 乳業メーカーへの有利販売や生乳の需給調整を円滑に行うため、愛知県と長野県に各1か所の貯乳施設であるミルククーラーステーション(CS)を運営しています。

(3)乳代精算

 乳業メーカーから支払われる生乳代金の総額から必要経費(生乳の輸送経費、事務手数料等)を差引いた金額を、4県の酪農家が平等になるよう按分して毎月精算しています。また、畜産経営の安定に関する法律に定める生産者補給金及び集送乳調整金に係る業務も行っています。

(4)生乳検査所

 生乳検査所では、安全安心な品質確保のため、生乳の成分(乳脂肪分率、無脂乳固形分率等)の検査を自主的に行い、得られた測定結果は生乳の品質確認や酪農家への飼養管理指導等に活用されています。

(5)酪農理解醸成活動

 消費者の皆様に牛乳を使った料理の紹介や小学校等へ出向いて牛乳が届くまでの工程等を紹介し、牛乳の価値や酪農業を理解していただく活動をしています。

※1生乳

搾乳したままの牛の乳のことです。(参照:乳及び乳製品の成分規格等に関する省令第2条2)

※2 プール乳価

 指定団体は、生乳を乳業メーカーに販売し、乳業メーカーに対し乳代(生乳の代金のこと)を請求します。この乳代は飲用向け・発酵乳向けなど生乳を使用した用途別に乳価が設定されており、また、販売した乳業によっても乳価が異なるため、販売した乳代を平均した単価を用いて生産者に支払っています。この平均価格をプール乳価といいます。

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