酪農家紹介

三重渡邉牧場

自然にやさしい資源循環型酪農で、おいしく安全な牛乳を

三重県鈴鹿市にある渡邉牧場は、南北に長い地形の三重県のなかで愛知県に近い北勢エリアに位置します。
西側には鈴鹿山脈、そして東側に伊勢湾が広がる豊かな自然に恵まれた温暖な気候の土地で、父と息子二代にわたって家族経営をされている牧場です。「酪農家の長男に生まれて、小さな時から自分も酪農をするだろうと思っていました」と語る、渡邉友裕さん。現在はフリーストール牛舎で130頭の牛を飼育しています。

そして渡邉牧場の大きな特色となるのが、環境に配慮した「資源循環型酪農」を実施していることです。輸入飼料に極力頼らず、自分たちの手で栽培収穫して飼料づくりを行うとともに、牛からの糞で堆肥をつくり、その堆肥を飼料などの農作物に役立てる。そんな昔ながらの知恵が詰まった循環型酪農に取り組むことで、自然を守ることはもちろん生乳の安全性や品質の良さにもつなげています。

「父と2人の経営では飼料の収穫時期など、手が足りないほど忙しい時があります。ですが、透明感があり安心して飲める安全な牛乳づくりをこれからも心掛けていきます」と友裕さん。

また「できるだけ生産の現場をオープンにしたい」という思いから、渡邉牧場では「酪農教育ファーム」として、酪農の見学、えさやり体験、牛とのふれあいなど消費者交流や地域交流も積極的に受け入れています。地域に根ざした牧場から生まれる安全でおいしい牛乳を、地域のみなさんにもっともっと飲んでいただきたいですね。

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