- 乳牛の飼料は何?
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本来、牛は草食動物ですが、草だけでは乳牛として十分な能力を発揮できないため、粗飼料と濃厚飼料をバランス良く与えています。
粗飼料とは青草、乾草、サイレージ(草やトウモロコシなどをサイロで乳酸発酵させたもの)など繊維質を多く含んだ餌です。ビタミンやミネラルの供給源となり、牛乳の乳脂肪分を高めるといわれています。
濃厚飼料とは、トウモロコシや大麦などの穀類、油粕、米ぬか、ふすまなど乳牛が好んで食べる餌です。たんぱく質、炭水化物、脂肪など、乳牛の泌乳能力を発揮させる豊富な栄養分を含んでおり、牛乳の脂乳固形分(たんぱく質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなど)を高めるといわれています。
出典: 牛乳・乳製品の知識(発行:一般社団法人Jミルク)