- 牛乳には美肌効果がある?!
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牛乳に含まれているいろいろな栄養素には、女性にとって気になる美肌効果が認められています。2004年、日本酪農乳業協会では、20代の女性を対象に、牛乳・乳製品と美肌の関連性について調査を行いました。その結果、体験者群は非体験者群に比べて皮膚の潤いが改善され、保湿力が高まり、脂っぽさが減少したと報告されています。牛乳中に含まれるビタミンAは皮膚や粘膜などの表皮細胞を正常に保つ作用があり、ビタミンB2はたんぱく質や脂質、糖質の代謝に関係し、健康な皮膚や毛髪、爪をつくります。ニキビや吹き出もの、皮膚炎の防止にも役立ちます。また、カルシウム不足はストレス感受性を高めるとされ、カルシウムの摂取はストレスからくる肌荒れの予防効果が期待されます。さらに乳糖は、腸内の善玉菌の栄養源となって善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして腸内細菌のバランスを改善する働きがあります。その結果、便秘による肌荒れも防ぐことができます。
■図 牛乳の摂取量と体脂肪率(中高生女子)
出典:社団法人日本酪農乳業協会「牛乳・乳製品の摂取と肌に関する調査」
(株)エフシージー総合研究所 美容科学研究室調べ(2004年)
【出典元 一般社団法人Jミルク 発行 「牛乳・乳製品の知識」】