- 牛乳の摂取により胃がん・大腸がん・乳がんの発生率が低下するとの報告があります!
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牛乳の摂取により、胃がんだけではなく、大腸がん、乳がんの発生率が低下するという疫学調査が報告されています。また、牛乳の脂肪に含まれる共役リノール酸(CLA:9シス、11トランス体)には、乳がんの発生を抑制する働きのあることが、海外で実施された動物実験で確かめられています。さらに悪性黒色腫、結腸・直腸がん、肝がん、肺がん、前立腺がんに対して、共役リノール酸が抑制効果を示すというデータも報告されています。牛乳に含まれる乳清たんぱく質は、シスチン/システインとγ-グルタミルシステインペプチドを含み、これらは、グルタチオンの生合成の基質として有用であり、活性酸素種を破壊し、発がん物質の発がん作用をなくしてしまうため、がんの発症予防に関連すると考えられています。
■図 牛乳の摂取量別の大腸がんの発生リスク
出典:Cho E, et al. : Dairy foods, calcium, and colorectal cancer: a pooled analysis of 10 cohort studies.( 2004年)
【出典元 一般社団法人Jミルク 発行 「牛乳・乳製品の知識」】