施設・流通紹介

クーラーステーション(集乳)

酪農家から牛乳工場への集送乳を担う施設「クーラーステーション」

各酪農家で搾られた生乳は、クーラーステーション(CS)と呼ばれる大型の一時保管施設に集められます。タンクローリーで生乳を集めることを「集乳」、乳業メーカーの工場へ輸送することを「送乳」といい、クーラーステーションはそれら集送乳業務を行う施設です。

クーラーステーションに生乳が到着すると、必ず受け入れ検査を行っています。乳温・比重・風味などを確認後、受け入れとなります。生乳がクーラーステーションに一定量貯蔵できたら送乳用のタンクローリーに積み、乳業メーカーの工場へと出荷されます。そしてこの時も受け入れ時と同様の検査を行います。

「受け入れ検査、出荷時検査を確実に実施し、良質な生乳を出荷できるよう注意しています。」と語るクーラーステーションのスタッフ。クーラーステーションは、安全でおいしい牛乳を確実に届けるための重要な関門でもあるのです。

搾りたての生乳を乳業メーカーへ出荷するため、集送乳業務は早朝よりスタート。「生乳は365日出荷されるため、職員の休みも不定休ですが、これからも安全・安心な牛乳や乳製品を届けられるように細心の注意を払い、原料である生乳の集送乳業務に努めていきます。」そんな力強いメッセージが寄せられました。

top