- 不足しがちなカルシウムの補給源として、牛乳は最も手軽な食品です。
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成分表の数値では、カルシウムの含有量が牛乳より多い食品がありますが、1食分に換算すると、牛乳の含有量が抜きん出ています。例えば、1食分に換算すると、サクラエビ(8g)は160mg、干しヒジキ(8g)は112mgで、牛乳コップ1杯(200mL)の227mgと比較すると、サクラエビは約4分の3、干しヒジキは約2分の1と逆転しています。さらに、牛乳にはカルシウムの吸収率が他の食品に比べて高いというメリットがあります。栄養素密度の高さ、摂取の手軽さなどを考え合わせると、カルシウムの補給源として牛乳は非常に優れた食品であることがわかります。コップ1杯(200mL)の牛乳で、成人が1日に必要なカルシウム量の約3分の1を摂ることができます。
■表 カルシウムの多い食品
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2010」
【出典元 一般社団法人Jミルク 発行 「牛乳・乳製品の知識」】