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③降りて来た来た。

標高800mにある段戸山牧場。

段戸山牧場は愛知県の育成牧場です。県内各地の牧場で産まれたメスの子牛がここへ預けられます。広い牧場を走り回りながら成長し、丈夫な体や強い足腰をつくり、やがて乳をいっぱい出す働き者のお母さん牛になるべく酪農家さんの元へと帰って行きます。

この段戸山牧場で、7月28日(火)娘牛調査研修会が開催されました。

娘牛調査研修会とは牛の見方や共進会のジャッジングを勉強する研修会です。

(牛の見方とは?→前々回のブログ記事を参照ください)

②牛の見方の講習

 

講師は家畜改良事業団の伊藤さんです。

まずは、父親が同じで母親が違う(異母姉妹)3頭の子牛の審査を勉強しました。

今回は酪農家さんの他にも、高校生や農大生など若い方もたくさん参加されていて、いろいろな角度から牛を眺めたり触ったりしながら頭を悩ませていました。

新規キャンバス

勉強のあとは、お待ちかねのバーベキュー!!

美味しいお肉を食べながら成果の発表を行いました。景品もあり大盛り上がりでした。

④各地域の情報交換の場となります

娘牛調査研修会が無事に終了した後、段戸山牧場の見学会を行いました。

牧場では酪農家さんからお預かりした大切な牛を精一杯お世話していますが、生き物なので病気や不慮の事故などがあるのも事実です。

人員不足という問題もあり困難な状況にもなってきていますが、これからも預ける酪農家と預かる牧場の信頼関係・相互理解が必要です。

そのために、皆さんが集まったこの場をお借りして牧場見学会を開催し、預けている酪農家さんたちに牧場の現状を実際に見てもらうようにしています。

⑤次の放牧場所までかなりの距離を移動

 放牧場から次の放牧場へ かなりの距離を移動させなければいけません!⑥みんな~もうちょっとだよ。

⑨ドナドナとトラックに揺られて帰ります。

今回は牛舎ではなく、放牧について皆さんに知ってもらう事にしました。

「放牧」と聞くと牛が自由に草を食べ、世話がかからないようなイメージがあるかもしれませんが、草地の管理と頻繁な牛の移動が必要です。エサも牧草だけでは足りないので、配合飼料などをバランスよく与えることも重要です。

今回の見学会で、そのようなことも皆さんに知って頂けたらと思います(^^)

 

 

7月15~16日に東京の「浅草ビューホテル」で第44回全国酪農青年女性酪農発表大会が開催されました。

IMG_3238この大会は毎年行われているもので、全国の若い酪農家さんやその奥さん達の代表が自分の牧場の経営や取り組みについて発表をします。

今年は「経営の部」で北海道の山下さん、「意見発表の部」で九州の富安さんが最優秀賞を受賞されました。

おめでとうございます!

中部酪農青年女性会議からは愛知県の福井さんと藤田さんが発表を行い、残念ながら受賞は逃しましたが素晴らしいスピーチをされていました。

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質疑応答で質問に答える愛知の福井さん↑

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中部代表として発表された愛知の藤田さん(中央)↑

来年は中部発表大会が3月に岐阜県で、全国発表大会が7月に愛知県で開催されます!

発表者と応援してくれる参加者を募集していますので、皆さんよろしくお願いします♪♪

 

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6月30日(火)愛知県酪の渥美支所で合同育成研究会が開催されました。

渥美の酪農家さんがそれぞれ自慢の育成牛(子牛)を持ち寄り、これらの牛の見方を勉強しました。

ところで、牛の見方とは何かご存知でしょうか?

酪農家さんが暮らしていくために、牛に一番求めることは「どれだけたくさん乳を出せるか」ということです。
牛が長い期間たくさんの乳を出し続けるためには、健康で骨格のしっかりした体型と形の良いおっぱい、丈夫な足やひづめが必要です。

つまり乳牛の体の各部位を評価することによって、その牛が生涯にわたってたくさんの乳を出し続けることができるかどうかを判定できるのです。

審査は「ホルスタイン種牛審査標準」というルールによって行われます。各地で行われている乳牛共進会(牛の美人コンテスト)もこの審査基準をもとにしています。

今回は生後6か月未満の子牛の部と、6か月以上の子牛の部で審査を勉強しました。

牛の見方の講師(豊橋の酪農家伴氏)

講師は豊橋の酪農家、伴 正文さんです。

まずは各自で牛に順位をつけ、3名ほどがその理由を説明します。

その後、伴さんによる説明講評が行われました。

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この研究会は何年も続けていますが、集まる牛のレベルがかなり高くなってきたとのこと。

今回は渥美管内だけでなく県内の広い範囲から参加者が集まり、非常に良い雰囲気の研究会でした。

今年の秋には北海道で全日本ホルスタイン共進会も開催されるので皆で頑張っていきましょう!

 

 

今年も間もなく、本格的な暑い夏がやってきます!

牛は暑さに弱いため、夏になると牛乳の脂肪分の低下などが起こりやすくなってしまいます。

このような乳質トラブルに対応できるように、酪農家さんのための研修会が6月29日(月)に

岡崎の愛知県立農業大学校大講堂で開催されました。

講師は、あかばね動物クリニック院長 鈴木保宣先生です。

演題

酪農家さんや関係者など120人もの参加者があり、質問も活発でとても盛り上がった研修会になりました。

参加者

質問

スライド

環境面・栄養面についての研修のほかにも、最近は子牛の価格が高騰しているため

その大切な子牛を販売するまで健康に飼うポイントなど

すぐにでも実践できる知識を教えてもらうことができました。

今日学んだことを生かして、みんなで暑い夏を乗り切っていきましょう!!

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