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乳和食日本の伝統的な食事である和食は、米や魚や野菜を多く使っているので脂肪分も少なく健康的な食事と考えられていますが、実は食塩の摂取量が増えてしまうという弱点があります。また、カルシウムも不足しがちになっています。

そこで、これからは「乳和食」を作ってみませんか?

ただの減塩食だと味が薄くなり美味しくなくなってしまいますが、そこへ牛乳を加えることで牛乳の持つ「旨味」や「コク」、そして「カルシウム」が和食をさらに美味しくバランスのとれた食事へと変えてくれます。

乳和食についての詳しい情報はこちらをご覧ください。      乳和食サイト_195×50

乳和食のレシピやダウンロードして使えるリーフレットなど、乳和食の情報が満載です。

YouTubuで調理動画もご覧いただけます。動画はこちら

北海道厚岸郡浜中町にある浜中町農業協同組合(JA浜中町)へ行ってきました!

浜中町JA浜中町は酪農地帯にある農協で、ここの牛乳はハーゲンダッツの原料に使われていることでも有名です。全国の酪農家が厳しい状況に置かれている昨今でも、JA浜中町は独自のアイデアや取り組みでめざましい成果をあげています。

中でも、廃業された酪農家さんの牛舎を利用した新規就農者の受け入れに力を入れており、現在の組合員戸数186戸のうち2割は新規就農の方々だそうです。

愛知県でも酪農家の廃業が続く中で、使われなくなった空き牛舎も増え続けています。そこで「空き牛舎有効活用推進協議会」のメンバーが、JA浜中町の取り組みを勉強させてもらおうと視察にやってきました。

①あいさつ

まず、これからお世話になるJA浜中町の石橋組合長や職員の皆さんにご挨拶しました。

石橋組合長のお話の中で「無駄な不安より、根拠のない自信を持て」という言葉がとても印象に残りました。

研修牧場初めにJA浜中町が町とともに立ち上げた有限会社浜中町就農研修牧場を訪れました。

研修牛舎

搾乳研修生は夫婦単位で受け入れています。搾乳牛は100頭、仕事は先輩が後輩に教えていきます。

酪農家さんが廃業し空き牛舎ができると、その牛舎はJAが取得し研修牧場の分場とします。そこに研修2~3年経過の夫婦が場長として赴任し、やがてはそこが自分の牧場になります。

研修生たちは分場の場長になると、牛舎の手直しをしたり機械を入れたり、経理を学んだり大型特殊の免許を取ったり…独立のための準備をします。

独立後は手直しでかかった費用を5年間のリースで払います。補助金も使っているので、費用も少なくて済むそうです。その後5年経過すると、次に農場全体の取得に入ります。借入してローンで返済します。

 

愛知県豊橋市出身の松岡さんというご夫婦も浜中町で新規就農していました。周りには新規就農した仲間もたくさんいて、地元の農家さんも受け入れに慣れていて、すんなり馴染むことができたと楽しそうに話して下さいました。

酪農は在宅勤務です。しかも自分が経営者ともなれば時間は自分で作ることになります。

サラリーマンをしていると残業残業で子供の寝顔しか見られない。家族と過ごす時間もない。片道2時間の満員電車の通勤…

そんな暮らしに疑問を持ち、新たな人生にチャレンジした方がここにはたくさんいました。

酪農を選んだ理由として、「家族と過ごせる」というのがキーワードです。そして農業の中でも収入が安定しているのもポイントです。

酪農王国

次にJA浜中町の子会社である株式会社酪農王国を視察しました。

ここは放牧で搾乳牛300頭の飼育をしている牧場で、預託事業も行っています。

また、JA浜中町には酪農技術センターという施設があり、乳成分の分析だけでなく放牧で食べさせる草や栄養価のある草を作るための土壌分析も行い、農家さんへ指導しています。この取り組みがハーゲンダッツから評価されたようです。

今回視察させていただいた新規就農支援の取り組みはとても画期的ですが、空き牛舎があっても就農希望者が育っていなければ牛舎を活用できないため、職員の皆さんは全国どこからでも酪農をやってみたい人を常に探して歩いているそうです。

そのような大忙しの職員さんに、今回は視察で2日間大変お世話になりました。本当に感謝です。

北海道と愛知県では色々条件は違いますが、今回の視察で学んだことを、酪農振興につなげたいと思います。

放牧

浜中町農業協同組合  ホームページはこちら

こちらのサイトでも紹介されています BigLife21

東浦町の原田牧場でカウガールスクールが行われました。

ある肉牛が8月に出荷されることになったので、その前にお別れ会をしようというものです。

②哺乳ビンで H25年度カウガールスクールとは、一般の女性に年間を通じて酪農体験をしてもらい、酪農を理解してもらおうという活動です。この活動に賛同していただいた酪農教育ファーム認証農家が受け入れを行っています。

またこの活動を、広報を通じて地域のたくさんの方に発信しています。

2年前の平成25年度のカウガールスクール生は、東浦町藤江保育園でその年から保育士になった相川さんと深谷さんでした。

二人は7月7日生まれの子牛を、七夕にちなんで「ベガ」と名付け可愛がりました。

この年のカウガールスクールは年間特集で東浦町の広報誌に掲載され、知らない人はいないくらいになったそうです。

(2年前、ベガを世話する相川さんと深谷さん→)

あれから2年が経ち、今回ついにベガが出荷されることになったのです。

 

ベガのお別れ会は7月31日(金)に行われました。

③お別れ

久しぶりにベガと再会した二人はベガの大きさにびっくり!!

あんなに小さくて可愛かったベガがこんなに大きくなるなんて!

2年の歳月と牛の成長の速さに驚きです。もっと何度も会いに来ればよかった・・・。

④ひさしぶりだね。でももうぐお肉になるんだ

立派な牛に成長したベガ★パドックの中でも一番大きいそうです ↑

原田さんによると、人が来ても動じずに黙々とエサを食べているそうです。

きっと子牛の時にいっぱい遊んでもらって、人が怖いものではないと思っているのかもしれないですね。

⑤バーベキューわいわいとバーベキューでお別れ会です。

これから出荷され、知多牛になるベガ。経済動物とわかっているとはいえ、とても複雑な気持ちです。

でも食べなければ生きられない。大切なのは命に感謝すること。

おいしい知多牛、頂きます!!

 

相川さんと深谷さんより、

「カウガールに参加させて頂くことができて本当に良かったです!

あれ以来、食べること=命を頂くことであると、感謝をする習慣になりました。

園児を散歩で連れて来たり、原田さんには大変お世話になっています。」

カウガールたちが、卒業して何年経ってからも命の大切さを忘れずにいてくれることをうれしく思います。

農家さんと地域の皆さんのつながりを作りながら、これからもカウガールスクールを続けていきたいです。

⑥原田さんと

7月31日(金)、東京の自由民主党本部へ全国から約1000名の酪農関係者が結集し、日本酪農危機突破 総決起大会が開催されました。

image4愛知県からは18名の役職員が参加しました!

大会は「第1次産業なくして、国益なし!重要5品目の絶対遵守!」の言葉で始まり、国会議員の方からはTPP交渉について最後まであきらめずダメなものはダメと言い続けることを約束していただきました。

会場には地元選出の鈴木淳司議員や今枝宗一郎議員が応援にかけつけて下さいました。

 

大会後、愛知県メンバーは「デモ行進班」と「地元国会議員への要請班」に分かれて活動しました。

image3

デモ行進班は、炎天下の中「TPPでは国産牛乳・乳製品を守ろう!」「安心安全な国産牛乳・乳製品をもっと食べよう!」などと訴えながら都内を行進しました。

 IMG_3003↑根本幸典議員に要請書を渡すメンバー★

要請班は、地元選出議員9名に対して要請書を渡し、陳情を行いました。

その中でも伊藤忠彦議員・青山周平議員・根本幸典議員には直接面談し、酪農のおかれている状況を説明し支援を求めました。

 

国会議員や一般の皆さんに酪農家の思いが伝わることを願っています!!

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