北海道厚岸郡浜中町にある浜中町農業協同組合(JA浜中町)へ行ってきました!

浜中町JA浜中町は酪農地帯にある農協で、ここの牛乳はハーゲンダッツの原料に使われていることでも有名です。全国の酪農家が厳しい状況に置かれている昨今でも、JA浜中町は独自のアイデアや取り組みでめざましい成果をあげています。

中でも、廃業された酪農家さんの牛舎を利用した新規就農者の受け入れに力を入れており、現在の組合員戸数186戸のうち2割は新規就農の方々だそうです。

愛知県でも酪農家の廃業が続く中で、使われなくなった空き牛舎も増え続けています。そこで「空き牛舎有効活用推進協議会」のメンバーが、JA浜中町の取り組みを勉強させてもらおうと視察にやってきました。

①あいさつ

まず、これからお世話になるJA浜中町の石橋組合長や職員の皆さんにご挨拶しました。

石橋組合長のお話の中で「無駄な不安より、根拠のない自信を持て」という言葉がとても印象に残りました。

研修牧場初めにJA浜中町が町とともに立ち上げた有限会社浜中町就農研修牧場を訪れました。

研修牛舎

搾乳研修生は夫婦単位で受け入れています。搾乳牛は100頭、仕事は先輩が後輩に教えていきます。

酪農家さんが廃業し空き牛舎ができると、その牛舎はJAが取得し研修牧場の分場とします。そこに研修2~3年経過の夫婦が場長として赴任し、やがてはそこが自分の牧場になります。

研修生たちは分場の場長になると、牛舎の手直しをしたり機械を入れたり、経理を学んだり大型特殊の免許を取ったり…独立のための準備をします。

独立後は手直しでかかった費用を5年間のリースで払います。補助金も使っているので、費用も少なくて済むそうです。その後5年経過すると、次に農場全体の取得に入ります。借入してローンで返済します。

 

愛知県豊橋市出身の松岡さんというご夫婦も浜中町で新規就農していました。周りには新規就農した仲間もたくさんいて、地元の農家さんも受け入れに慣れていて、すんなり馴染むことができたと楽しそうに話して下さいました。

酪農は在宅勤務です。しかも自分が経営者ともなれば時間は自分で作ることになります。

サラリーマンをしていると残業残業で子供の寝顔しか見られない。家族と過ごす時間もない。片道2時間の満員電車の通勤…

そんな暮らしに疑問を持ち、新たな人生にチャレンジした方がここにはたくさんいました。

酪農を選んだ理由として、「家族と過ごせる」というのがキーワードです。そして農業の中でも収入が安定しているのもポイントです。

酪農王国

次にJA浜中町の子会社である株式会社酪農王国を視察しました。

ここは放牧で搾乳牛300頭の飼育をしている牧場で、預託事業も行っています。

また、JA浜中町には酪農技術センターという施設があり、乳成分の分析だけでなく放牧で食べさせる草や栄養価のある草を作るための土壌分析も行い、農家さんへ指導しています。この取り組みがハーゲンダッツから評価されたようです。

今回視察させていただいた新規就農支援の取り組みはとても画期的ですが、空き牛舎があっても就農希望者が育っていなければ牛舎を活用できないため、職員の皆さんは全国どこからでも酪農をやってみたい人を常に探して歩いているそうです。

そのような大忙しの職員さんに、今回は視察で2日間大変お世話になりました。本当に感謝です。

北海道と愛知県では色々条件は違いますが、今回の視察で学んだことを、酪農振興につなげたいと思います。

放牧

浜中町農業協同組合  ホームページはこちら

こちらのサイトでも紹介されています BigLife21

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