東浦町の原田牧場でカウガールスクールが行われました。
ある肉牛が8月に出荷されることになったので、その前にお別れ会をしようというものです。
カウガールスクールとは、一般の女性に年間を通じて酪農体験をしてもらい、酪農を理解してもらおうという活動です。この活動に賛同していただいた酪農教育ファーム認証農家が受け入れを行っています。
またこの活動を、広報を通じて地域のたくさんの方に発信しています。
2年前の平成25年度のカウガールスクール生は、東浦町藤江保育園でその年から保育士になった相川さんと深谷さんでした。
二人は7月7日生まれの子牛を、七夕にちなんで「ベガ」と名付け可愛がりました。
この年のカウガールスクールは年間特集で東浦町の広報誌に掲載され、知らない人はいないくらいになったそうです。
(2年前、ベガを世話する相川さんと深谷さん→)
あれから2年が経ち、今回ついにベガが出荷されることになったのです。
ベガのお別れ会は7月31日(金)に行われました。
久しぶりにベガと再会した二人はベガの大きさにびっくり!!
あんなに小さくて可愛かったベガがこんなに大きくなるなんて!
2年の歳月と牛の成長の速さに驚きです。もっと何度も会いに来ればよかった・・・。
立派な牛に成長したベガ★パドックの中でも一番大きいそうです ↑
原田さんによると、人が来ても動じずに黙々とエサを食べているそうです。
きっと子牛の時にいっぱい遊んでもらって、人が怖いものではないと思っているのかもしれないですね。
これから出荷され、知多牛になるベガ。経済動物とわかっているとはいえ、とても複雑な気持ちです。
でも食べなければ生きられない。大切なのは命に感謝すること。
おいしい知多牛、頂きます!!
相川さんと深谷さんより、
「カウガールに参加させて頂くことができて本当に良かったです!
あれ以来、食べること=命を頂くことであると、感謝をする習慣になりました。
園児を散歩で連れて来たり、原田さんには大変お世話になっています。」
カウガールたちが、卒業して何年経ってからも命の大切さを忘れずにいてくれることをうれしく思います。
農家さんと地域の皆さんのつながりを作りながら、これからもカウガールスクールを続けていきたいです。
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